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1.植物の分類 / 2.植物の生活 / 3.植物に適する環境
 
 
 
 
1. 植物の分類
あのう、緑の葉っぱの木があれば、落ち葉の木、高い木、低くてきれいな木などがあるが、これらをどうやって分けるの?
 
それはね、人間とあまり変らないの。人間の中でも、男と女とか、白色人種と有色人種に分けたりするんじゃない。また身長の高い人、低い人があるように、ある基準により、木の名前も変わっていくの。
 
どうやって?
 
うん、木にもオスとメスがあるの。
ほとんどの木は、一つの木にオスとメスが共存しているが、イチョウの場合、オスとメスが別々なの。また人間も肌の色によって、分けられるように、私たちも冬になると、青い葉っぱがあるかどうかによって、分けられるんだ。たとえば、青い葉っぱをしていると、常緑樹、冬に紅葉をして、葉っぱが落ちる木は落葉樹と言うの。
 
そうなんだ。また別の分け方ってある?
 
分け方の基準や方法によって、名前が変っていくの。
たとえば、葉っぱが針のように、先のとがったものなら、針葉樹、手のひらのように、広い葉っぱのものなら広葉樹と言うんだ。
また、身長の高さによっても違うんだ、高くて1つの幹に多くの枝を持っている木を高木、低くて根っこから多くの幹ができるのを低木と言うの。
 
分かった。それじゃ、松の木は、冬に青い葉っぱを持っているから常緑樹だし、また葉っぱが先のとがったものだから、針葉樹だし、高いから高木とも言えるでしょう。
 
当たってる。うまくできたね。それじゃ、外の木も区別が付くのかな。
 
もちろん、できるとも。けっこう自身、あるよ。
 
植物を区分する方法として一般的なのは、その植物の中に管があるかどうかだね。私たちがよく知っているのは、管があるのが多いね。また管のないやつなら、コケが代表的だね。 
そして、胞子で繁殖する羊歯植物なのか、種子で繁殖する種子植物なのかという区別方法もあるが、種子で繁殖する場合も、種子が外に出る裸子植物と隠れている被子植物に分けられ、種子を隠している被子植物の中でも、子葉が2枚なら双子葉植物、1枚なら単子葉植物に分けるんだ。
1枚の子葉を持つ木を言うと、芝生、米、麦などのようなもので、2枚の子葉植物の場合は、花の模様と構造、木の実の形態、葉っぱの順番、花の順番などからくくって、目、科、種に分けるだ。
 
2. 植物の生活
ところで、あなたたちは毎日どうやって過ごしているの。人間なら、朝起きて、ご飯食べたり、運動をしたり勉強をしたりするんだけどさ。
 
私たちも人間とあまり変らないのよ。朝になると、まず一生懸命働くんだ。私たちの仕事は、人間の目には見えないんだけど。葉っぱと幹から吸収した太陽と根っこから吸い込んだ水、空気中の二酸化炭素を使って、炭水化物の栄養分を作るの。こういう作業を光合成と言うんだ。
私たちは、二酸化炭素を使って、人間の呼吸の時、必ず必要な酸素を作り出すの。だから、木の茂った森林の中にいると、私たちが作り出した酸素が多いため、人間は爽快な気持ちになれるのよ。
 
そうなんだ。人間は生きるためには、酸素が絶対必要だけど、それを木から提供してもらっているなんて知らなかった。本当にありがとう。ところで、人間は夜になると、明日のために休みに入るけど、あなたたちはどう?
 
私たちも夜になると、昼に作った栄養分を幹や根っこに運搬したり、露で体をきれいにしたりして、栄養分の作る作業はしないで休むの。
 
でも不思議だね。目がないのに、どうやって夜と昼の区別がつくの?
 
それはね。私たちの体には、日差しに当たると、それを感知できる能力があるからだよ。だから、日差しを浴びて、体が温かくなると、葉っぱにある小さな穴が自動的に開き、根っこから吸い込んだ水を水蒸気にして、外に出すの。ということは、太陽と温度、水が適正の時、たくさんの栄養分を作れるということよ。
 
それじゃ、あなた達もきっと人間のように暖かくて晴れた日が好きでしょう。
 
もちろんさ。
 
ところで、人間は夏には泳いだり、冬には雪だるまも作ったりして楽しく過ごしているけど、あなたたちは毎日が、同じことの繰り返しでしょう、退屈じゃない。
 
それでもない。私たちも季節によって、仕事は少し変わるから。
 
どんな風に変わるの?
 
私たちも冬には冬眠するし。春になると、昨年、ためていた栄養分を使って、新しい芽を作り出すの。
 
それじゃ、夏には何するの?
 
私たちも真夏には夏ばてになり、成長が少し鈍くなるんだ。
その代わり、たくさんの葉っぱから作られた栄養分を体のあちこちに運び、体のバランスをとるの。また秋になると、天気が良くて活動しやすいから、翌年の芽生えの準備をしたり、寒い冬を無事に過ごせるように、若い芽へ栄養分をあげたりする。そして、葉っぱはだんだん紅葉となり、また落ち葉になる木もあるね。
 
へえ、そうなんだ。人間と似ていることって多いね。
 
そうね。私たちも生きている生命体だもの。大事にしてくれよ。
 
3. 植物に適する環境
それじゃ、あなたたちの好きな光、温度、水はどうして必要なのか、説明してもらえる?
 
いいよ。まず、僕たちには光が必要だね。
光は、栄養分を作るとき、絶対必要なんだ。光がないと、僕たちは土の中にある水と空気の中にある二酸化炭素を食べ、栄養分を作れることは一切できないからね。
 
そうすると、すべての木には、同じ光が要るの?
 
そうでもない。例えば、とても明るい光の好きな植物、カーネーションや菊のような花は、5万ルクス以上の光が好きなの。また中間レベルの光の好きな鳳仙花、サルビア、つつじのような花は、3万〜5万ルクスの光が好きなの。一番弱い光、3万ルクス以下の光は、ワラビのように、日陰で生きる植物が好きだね。
 
それじゃ、その光の強さはどうやってわかるの?
 
それはね。真夏の晴れた天気の明るさは、約10万〜12万ルクスになるそうだから、その時と比べてみたらどう?
 
ところで、私たちは、木の特徴を1つ1つ覚えるのは、とても大変なんだ。だから、ちょっと理解しやすい方法ってある?
 
あ、そう?そうすると、米や麦のような細い葉が垂直に立っているのは、ワラビのように水平に向かっている植物より強い光を必要とするからなの。また葉っぱが広くて大きいのは、葉っぱが細くて小さな方より日陰に強いんだ。それは、光が弱くても吸収できる面が多いからだね。
 
それじゃ、真夏に弱い光の好きな木のために、私たちができることは何?
 
それはね、光を少し遮ればいいの。
 
よく分かった。
それじゃ、昼の長さが短くなるのにも影響を与えるのかな?
 
そうね。私たちの体には、昼の長さが短くなったり、長くなったりするのを感知できる能力があるの。それに合わせて、花を咲かす木も多いよ。
 
それってどんな種類なの?
 
長日植物といって、日が長くなると花をつける植物があるの。例えば、カーネーション、スミレなど、主に春に花を咲かす植物なんだ。反対に、短日性植物があるが、日が短くなると花をつける植物なんだ。朝顔、コスモス、菊などがあって、主に秋に花を咲かすものであるの。
 
あれ、おかしいよ。夏にも花屋には菊が咲いてあったよ。
 
うん、それはね。人間が人工的に光を防ぎ、昼の長さを短くして、花を咲かせたの。
 
それでは、温度はどんな働きをするの?
 
温度は、色々な植物のホルモン、酵素など、植物の成長を促進する物質の動きを調節する役割をするの。植物によって、少し違うところはあるが、大まかに言うと、暑い夏には成長を促進させて、寒い冬には成長を鈍化させるんだ。
 
サボテンは、高い温度が好きって聞いたけど、
 
サボテンあるいはパインアップルの場合、高い温度の方よりも夜と昼の温度の差が低い方が好きだね。
夜は18〜20度、昼は20〜25度が適しているね。
 
ところで、わが家の植木鉢を暖かい部屋のなかに置いたのだが、いくつかは死んでしまったの。どうしてなの?
 
そう?私たちに適度な温度や水、光を与えることも大事だが、湿度のことを考えないといけないの。
冬に私たちを暖かい部屋に置いてあげるのはいいけど、実は、湿度が合わなくて死んでしまうケースが多いの。
 
湿度はどんな働きをするの?
 
湿度は、私たちが葉っぱから呼吸する時、水分が体から抜けてしまうことや根っこから水を吸い込むことに影響を与えることの他にも、病気や害虫発生とも関わりが深いんだ。
 
それじゃ、冬にはどうすればいいの?
 
木の中には、日陰に住んでいる植物は、湿度が高くて弱い光が好きで、日差しの好きな日向植物は、湿度が低くて強い光を好む。
冬には、ドアがきちんとしまっている部屋よりリビングルームに置いたり、また夜には浴室に移したりするのも良い方法なの。また乾燥のひどい時は、霧吹きで葉っぱに水分を補充したり、ビニール袋をかぶせる方法もあるね。
 
木には水をよくやらないといけないって聞いたけど。
 
そうね。人間の体もほとんど水で構成されているように、私たちの体の90%以上は水なの。だから、水は絶対必要なんだ。
 
水はどんな働きをするの?
 
水は体を張りのある状態に維持させ、他に温度を調節する時と栄養分を作るとき、必ず必要だね。
 
あなたたちは、どうやって体の温度を調節しているの?
 
暑い時、人間が汗をかくように、私たちも葉っぱにある小さな穴を開いて体にある水分を外に出し、体の温度を下げるの。
 
もし水がなくなった時は、どうなるの?
 
土に水がないと根っこから水を吸い込めないでしょう。そうすると、自動的に小さな穴は閉じ、私たちの体の温度は上がりつつで、結局かれて死んでしまうの。
 
風も大切なの?
 
うん、そうね。強過ぎの風とか冷た過ぎの風はいやだね。そよ風だったらいいね。風は木の葉っぱに必要な栄養分を作る二酸化炭素を持ち込み、水蒸気を早く飛ばし、葉っぱの温度が高くなるのを防いでくれるんだ。
 
また、その他に影響はないの?
 
そうね。その他にもたくさんあるよ。例えば、土壌や肥料、公害など、人間の生きる環境のすべてのものと関わりがあるの。詳しいことは、先生に聞いた方がいいかも。
 
うん。分かった。今日はとても勉強になったわ。ありがとう。
 
   
 
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