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現況及び概要
  [目的]

貴重植物及び絶滅危惧の植物など、繁殖が厳しい植物を繁殖させ、貴重植物の資源を保存し、園芸的に価値の高い植物を多量増殖し、展示及び保存を目的とする。

  [推進方向]

1.植物園内だけでなく、世界的に希少価値のある植物の開発育成
2.園芸的な価値の高く、一般的に人気度の高い植物の増殖
3.植物園内において、多量展示の必要がある植物の増殖
4.法定植物、森林庁指定の貴重植物及び絶滅危機の植物などを育成(保護)、増殖
5.自生地復元事業及び先端植物教育

 
  [培養施設の現況]
 
区 分
作 業 室
無 菌 室
培 養 室
栽 培 場
面 積
8 坪
3 坪
13 坪
100 坪
作業内容
試薬製造、洗浄
無菌作業(播種、移植)
育苗(培養)
培養植物 育苗場
 
組織(Tissue culture:In vitro vulture)培養とは?
  [培養の特性、目的]
 

植物の器内培養とは、無菌条件下、植物体の一部、つまり、種子、腹、器官、組織、細胞または原形質体などを採取し、それを植物に必要な各種の養分の入っている培地で育てることを意味する。この培養に利用される部位によって腹培養、器官培養、細胞培養、原形質体培養、花粉培養などと区別したりする。このような新たな繁殖方法は、19世紀に開発された以来、今まで発展してきた。こういった組織培養は、園芸、農業、食品、医薬などに幅広く利用されている。
器内培養を利用すると、温室の空間を狭くとれるため、経営費用が節約となり、価格競争力を確保することができる。

現在、組織培養方法の進歩により、生存力の持った植物体から原形質、細胞を切り放し、そこから完全な食植物を再生させ、有性繁殖や準有性繁殖、体細胞雑種などが作られやすくなった。原形質培養の方法と同じく、遺伝的な障壁を乗り越え、新しい個体を作ることができ、植物育種家、遺伝学者、分子生物学者の間で、主な研究課題となり、最近は植物と動物などの組織から切り離され、2次代謝の産物を医薬品に応用するなど、それに関する研究が活発に行われている。
 
 
  [培養の培地の形態]
 

1962年MurashigeとSkoogにより、植物組織培養のための培地が作られた。それはMS培地である。MS培地は無機塩類、ビタミン類、エネルギー源などをバランスよく配合したもので、今も基本培地として最も広く使われている。組織培養の歴史が100年近くまで積み重ねることから、数多くの植物に関する組織培養の技術とそれぞれの植物と組織に適合する培地が開発された。高等植物は、9種類の多量必修元素(C, H, O, N, P, K, S, Ca, Mg)と7種類の微量必修元素(Fe, Mn, Cu, Zn, Mo, B, Cl)が必要である。

培地は、植物の必修元素とビタミン類、エネルギー源または生長調整剤と添加物(寒天、活性炭)をそれぞれ植物に適正に調剤し、供給することである。

 

 

 
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